ロマンチックモード

かろやかに美しく

「”快適な暮らし”が幸せ」という嘘について

「“快適な暮らし”が幸せ」
「沢山働かず、遊ぶ時間がいっぱい!」
「家でゆっくり高級なお茶ばかり飲んでいるから幸せ」
そんなことを、来る日も来る日も、テレビCMとか、世の中の色々な雑誌が、訴えてきます。
そうです、

「遊ぶ時間がいっぱいあり、高級なお茶と高級なお菓子を毎日いただき、オシャレな服を着て、最高の配偶者がおり、質の高いソファーに座り、
ぬるめのお風呂に長時間浸かり、コスメにこだわり、眠る時間なんか、たっぷりあるわ!!だからこそ、毎日、心が満ち足りているの!」
みたいな生活が、日々、メディアに登場してきます。

そして、今時の若い人が、特に、学生さんなどが、そういうものを、なにかで見て、

「将来、自分も、こういう生活をしよう!」
とか、
本気で感じるかもしれません。
でも、”なにかで見て”って、なにで、見たんでしょうか。
そうです、世の中の宣伝、全般です。

「このコスメがないと、かわいくなれない。」
「このコートじゃないと、ばかにされる。」
「このゲーム機を持っていないと、時代遅れだと思われる。」

鼻下脱毛の痛みに耐えられなければ女でない」

そういう宣伝を、若い人って、意外なほど、真に受けますよね。

でも、たまに、自分よりも若い世代が、そういうものに、夢中になっているのを見ると、
ああ、自分はお堅いのかな?もうちょっと遊んでいいのかな?とか、
思い込まされそうになるときって、ありますよね。

とにかく、メディアはお金をもうけるためには、
人々を贅沢な生活に憧れさせなければならないので、

じわじわ、じわじわ、少しずつ、”贅沢さ”のレベルを上げます。

そんなことに、急に気がついた時があって、
自分の勤勉さを奪い取られないようにするのも、パワーの要る時代になってきました。

それにしても、冒頭に述べたような、「快適な暮らし」をしている人を、実際に見たことがある人って、いるんでしょうか。笑
そうです、裕福で、怠慢、そして、日々、心が幸福感で満たされている人です。
あなたは、そういう人を、周りで、見たことがありますか。

なんだか、いまこそ、物事の真偽を見抜く力が、求められる時代になりましたよね。